大正9年7月31日
7月31日(土曜日)、午前7時30分出勤。
明後8月2日に予定している、世界戦乱平和克復祭の準備をする。
普通事務を取扱う。
午後0時40分退庁。帰途、町長と共に海水浴場を視察する。午後3時帰宅。
今日、義弟の大久保忠吉が、午後4時半頃に亡くなったとの電報を受け、すぐに小田原へ駆けつける。同夜一泊する。
解説
世界戦乱平和克復祭とは、第一次世界大戦の終結をお祝いする行事です。前年の大正8年は、提灯行列と旗行列が行われました。
第一次世界大戦の終結は大正7年(1918)ですが、その2年後も、町内で平和を祝う行事が行われていたことは、それだけ大戦の衝撃が大きかったことを物語ります。そして、この当時は、まだ第二次世界大戦が未来であったときのこと。「世界戦乱」を、「第一次」と称す必要はありませんでした。
更新日:2020年07月31日