大正9年7月23日
7月23日(金曜日)、午前7時40分出勤。
戸籍事務を取扱う。
長者町でチブス患者が発生し、隔離舎に移した。
午後0時50分退庁。
解説
長者町でチフスの患者が発生しました。日誌には、「チブス」と書かれることがよくあります。
当時、伝染病、今でいう感染症の患者が発生すると、隔離病院(隔離舎)や、平塚の杏雲堂病院に入院することになりました。『大磯の今昔』(九)P59の記載によりますと、大正9年は伝染病患者の取扱数が25人、そのうち隔離舎へ収容された人は、男13人女11人でした。隔離舎は患者が発生した時に開かれ、大正9年は、7月9日から12月15日まで開かれ、延べ535人が入院しました。
更新日:2020年07月23日