大正9年7月19日

更新日:2020年07月19日

7月19日(月曜日)、午前8時50分、台町奉安所を神輿が出発するため、神輿に参加した。大内館にて昼食をとり、午後4時に高麗へ神輿を奉納した。一同、大内館へ引き上げ、夕食をとった。同6時に散会し、帰宅。

秦野町長の大野與五右衛門氏の葬儀があり、藤田町長が会葬した。

解説

前日、台町の奉安所に到着した神輿は、この日の朝、出発しました。小見助役は神輿に参加しています。この日も一日がかりで、夕方に高麗に到着し、お祭りが終わった後は、大内館で夕食をとりました。

このように、小見助役の日誌には、神輿と共に移動し、昼食と夕食を大内館でとったことしか書かれておらず、御船祭の花形とも言える舟山車のことが一切書かれていないことは、不思議です。一方、神輿が高麗から大磯の台町へ二日がかりで渡御することは、江戸時代から行われていて、江戸時代の渡御の行い方と変化がなかったことがわかります。

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