大正9年7月18日
7月18日(日曜日)
高来神社例祭のため午前9時に高麗へ出張し、祭式に参加した。町長の代理として玉串を奉納した。式が終わり、大内館にて、吉野郡長、大川警察署長、木内郡書記、大島郡書記、町長と共に昼食をとった。神輿に参加し、午後5時照ヶ崎にて玉串を奉納した。大内館にて夕食をとり、同8時照ヶ崎を出発、10時頃台町の奉安所へ神輿を納めた。同時に散会して、帰宅した。
解説
今日は、御船祭が行われました。現在は、7月の第三日曜日に行われていますが、当時は曜日に関係なく、7月18日を初日として、二日かけて祭事が行われました。また、祭事の流れも、現在とは異なるようです。朝に高来神社にて祭事が行われ、神輿が出発、夕方に照ヶ崎に到着して祭事が行われた後、夜に台町の神輿を納める奉安所に到着して、一夜を明かしました。翌日は、どのような祭事が行われるのでしょうか。小見助役たちが昼食と夕食をとった大内館は、現在も大磯町にある旅館の大内館のことです。
更新日:2020年07月18日