大正9年6月28日
6月28日(月曜日)、午前7時30分出勤。
国府村中丸漁場で、郷土久蔵氏が経営する五艘張の漁船が激浪のため破壊され、漁師1人が溺死した。町長の代理として、現地にお見舞へ行った。10時頃、御遺体と共に実家まで送葬した。
帰庁後、普通事務に従事。
午後4時10分退庁。
午後8時から、町役場で町長主催の協議会を開いた。議題は、7月3日に行う予定の町役場移庁式について。準備委員の三宅・渡辺廣・奥山・二宮・青木・町長・助役7人が参加した。午後11時30分に散会し、帰宅した。
解説
五艘張の漁船の漁師1人が、激浪のために溺死したということですが、天気の急変があったのでしょうか。今年の4月にも、大磯で突風が吹き、屋根瓦や家の壁が破損するという災害がありました。
前年度末に仮移庁を行った新町役場。どうもここにきて、7月3日に移庁式を行うことになったようです。移庁式まで後5日。話し合いは、深夜に及びました。
更新日:2020年06月28日