大正9年5月24日

更新日:2020年05月24日

5月24日(月曜日)、午前7時30分出勤。

午前中、宇賀神社の敷地の登記を終える。

午後1時から土木委員を役場ヘ召集し、道路法改正ついて協議した。いずれ町会を開催する予定。出席者は、青木・三宅・郷土・町長・助役。渡辺は欠席。午後6時に散会。茶菓子代1円50銭(三引屋)。委員会終了後、退庁。

解説

道路法の改正は、大正8年(1919)4月10日に公布され、大正9年4月1日に施行されました。まさしく、この年の今月施行の新しい改正です。国道・県道・市町村道を設定し、道路の構造設計にあたっては、自動車の交通を基準として考慮されました。

大磯に城山荘という別荘を構えた三井高棟一家も、明治45年頃から大磯駅から城山荘までの移動を人力車から自動車に変えています。城山荘の敷地には、車庫もありました。城山荘は、現在の大磯町郷土資料館の場所にありましたので、駅まではおよそ2km、歩くと30分程度かかります。

大正時代は、日本で自動車が普及してきた頃であり、道路法の改正は、世の中の動きに合わせた改正でした。

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