大正9年5月6日

更新日:2020年05月06日

5月6日(木曜日)、午前7時35分出勤。

西小磯東区長柳田勇次郎氏が、大字西小磯分の大正9年度前半期町県税交付金を領収した。交付金の総金額は、84円96銭。内訳は、県税1,040円に対する1/100で10円40銭、町税2,485円45銭に対する3/100で74円56銭。

午後4時20分退庁。

解説

今日は、当時西小磯東区長を務めていた柳田勇次郎氏が、交付金を受け取りにやってきました。金額は大事な項目なので赤字で記載されています。

当時、国税・町県税の徴収は、町に委託されていました。そこで徴収費用の補填を目的として、徴収した額に一定の割合を乗じた金額を「市町村交付金」として交付していました。

また、納税は、直接、納税場所に持参するのが基本でしたが、区長がまとめ役を担ったことも多かったようです。前日の5月5日には国勢調査や選挙の周知のために長時間の会合を開いたりしていますし、現在よりも区長と言うのは重責で影響力も大きかったと思います。一方、この交付金の行方、一般的には納税場所の増加や納税表彰等、納税への理解と利便性を高める目的で利用されたとのことですが、大磯ではどうだったのか、詳しい事は分かりません。

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