大正9年3月15日
3月15日(月曜日)、午前8時出勤。
午前中は戸籍謄抄本に忙殺。
午後3時40分、高松宮殿下が、沼津の御用邸へいらっしゃるため、大磯駅を御通過。
東小磯の樺山別邸里道幅を拡張する件について、樺山別邸からの申し出によって、小生が交渉することになった。沿道の各地主と交渉することを命令された。
13日に開催された町村長会において、町道・村道の疑惑について説明を求められた。この説明は、長島主任に任す。
午後4時30分退庁。
解説
樺山別邸とは、樺山資紀の別荘のことです。邸宅前の里道を拡張したいということでしょうか。沿道の地主に対する交渉は、小見助役に任されました。町村長会において出された質問への対応は、長島書記へ任せます。
更新日:2020年03月15日