大正9年3月8日

更新日:2020年03月08日

3月8日(月曜日)、午前7時35分出勤。

中郡役所から浅沼主任郡書記が当役場に出張し、大正9年度営業税売上を調査した。佐藤主任書記が対応。午後3時からは高梨県属と金子県属が参加した。茶菓子代金50銭、飯田屋に注文。

午後4時30分退庁。

解説

営業税とは、1896年(明治29年)から1947年(昭和22年)まで存在した商工業者の事業を課税対象とした国税です。当時国税の徴収・納入は、市町村に委託されたかたちになっていましたので、このような調査が行われていたのでしょう。

県属は県の役人のこと。今回は郡書記だけでなく県属による調査もあわせて行われたと思われます。いつもより控えめな金額の茶菓子を出したりと気遣う様子がうかがえ、小見助役も緊張の一日だったのかもしれません。なお、飯田屋は、神明町にあった菓子店です。

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