大正9年1月21日
1月21日(水曜日)、本郷区湯島新花町の霊雲寺で行われた高田邦三郎氏の葬儀に参列した。3時に式が終わった後、神田駅午後4時15分発で帰宅する(大磯町から神田駅までの汽車賃87銭。御供物料として大磯町から金3円を、藤田町長の名刺を添えて供進した)。
当町においてワクチン注射を希望者に無料施行。
解説
高田邦三郎は、明治から大正時代の大手機械輸入商社高田商会を経営した高田慎蔵の三男です。大磯に別荘がありました。
流行性感冒予防接種は、この接種が大磯町で第1回目の予防接種となりました。その後も申込者が続出したため、2月半ばに第2回を実施しました。曽根田医院と山王町青年会所が会場になりました。『大磯町史』3資料編近現代(1)の538ページに掲載されている351番の資料に、予防注射を行った医師の手当金額が記載されています。
更新日:2020年01月21日