大正9年1月4日

更新日:2020年01月04日

1月4日(日曜日)、午前9時から恒例の大磯町消防出初式に町長と共に参加した。同10時30分頃、消防員一同の祝賀式(梯子乗り)が町役場で行われた。町から一同に対して祝儀金10円を渡した。当日は役場職員一同が集まりお祝いを受けた。全員11時に退庁した。

解説

消防出初式の様子です。当時の大磯町の消防組織は警察署の監督の下、町内各所に消防組としてグループが作られていましたが、現在の様な消防署としての建物は無く、警察署の一角に消防小屋があり、消防ポンプや梯子、斧や鳶口などの火消道具が置かれていました。別荘が多い大磯町は、道具や組織が当時としてはしっかり整っていたと聞きますが、はしご乗りが披露されたところなど、組員にとび職の方が多かったのでしょうか。江戸時代の火消しの感覚がまだ色濃く残っていたように感じます。

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