大正9年4月30日
4月30日(金曜日)、午前7時30分出勤。
昨日徴収した西小磯東区の税金は、1,244円22銭と33円70銭、合計1,278円1銭であった。東・西区の合計で3,527円87銭となった。
午前10時から郡役所で国勢調査会、町村長会議があり、町長及び調査係主任の小見と、副主任の渡辺の3名で参加した。
一昨日の28日に、鰤敷網使用料を分配した。大磯町840円(手取金762円30銭、内税金77円70銭)、西小磯2,280円(手取金2,069円10銭、内税金210円90銭)、漁業組合2,880円(手取金2,613円60銭、内税金266円40銭)。
午後4時10分退庁。
解説
西小磯の区は、東区と西区に分かれていて、当時は、それぞれ区長と区長代理1名が置かれていました。税金の徴収は、区ごとで行われていました。東区の合計は、日誌に記載されている計算が合いませんが、東区・西区の合計は、4月28日の記載と合わせて、計算が合います。
28日に、鰤敷網使用料を分配しています。合計すると鰤敷網使用料は、1年6,000円となります。
更新日:2020年04月30日