本当はすごい!ヒガンバナ
一気に肌寒い季節に突入しましたが、みなさん、風邪などひいていませんか?
ここ最近、そこかしこで咲き始めたヒガンバナ。
実はすごいんです!!
ヒガンバナのすごいところを今回は紹介します。
ここがすごい!その1
『成長スピード』
ここがすごい!!その2
『ヒガンバナには毒があるが、
水にさらすと毒が抜け、食べられるようになる』
ヒガンバナにはアルカロイド系の毒がありますが、
この毒は水に溶ける性質があります。
普段は毒があるので食べられませんが、飢饉のときなどにヒガンバナの球根を水にさらして、
毒を抜いて食用としたのです。
また、人はその毒を利用することもありました。
壁や和紙に混ぜたり、織物に塗ったりして、ネズミや虫の食害を防ぎました。
土葬の際には獣から遺体を守るため、ヒガンバナの球根を一緒に埋めたといわれています。
ここがすごい!その3
『冬の太陽 独り占め』
ヒガンバナの葉を見たことはありますか?
ヒガンバナは花が咲いているときには葉は出てきません。
花が枯れてから細い葉が出てきます。
冬の間、ぐんぐん葉を茂らせ、ほかの植物が勢いをひそめる中、
ヒガンバナは冬の太陽光を独り占めし、1年分の栄養分を球根に貯めます。
春になると葉は枯れてしまいます。
9月の花を咲かせる時期まで地上には現れず、
地下で花が咲く準備をしているのです。
更新日:2020年10月07日