吉田茂の生涯と大磯がテーマの企画展を開催(3月26日~5月7日・郷土資料館)

更新日:2017年03月24日

吉田茂の人生と、大磯とのかかわりにせまる企画展「吉田茂 その生涯と大磯」を、3月26日から大磯町郷土資料館で開催いたします。

外交官としてのキャリアを活かし、内閣総理大臣として戦後日本の復興を担った吉田茂。そんな吉田の人生や大磯とのかかわりはもちろん、4月1日にオープンする旧吉田茂邸がどんな経緯で吉田茂・最期の場所になったのか、また焼失前の貴重な写真パネルなども展示されます。

今回は企画展の章立てにあわせて、その内容をご紹介いたします。

吉田茂展

吉田茂の生涯

吉田茂の生い立ちから外交官になった経緯、外交官としての活動、そして政治家へ。そんな吉田茂の人生を、写真資料や肖像画とあわせて追いかけています。写真パネルだけではなく、サンフランシスコ講和条約にまつわる万年筆や講和会議の際に携帯した旅券(パスポート)、外交官時代の紙焼き写真などを展示しています。

清水昆氏の風刺漫画に描かれた吉田茂は非常にユーモラスです。また、吉田茂と言われて思い浮かぶ晩年の好々爺のような姿と違う外交官時代の凛々しい姿の写真も展示しています。

大磯と吉田茂

「大磯と吉田茂」では、内閣総理大臣の職を辞したあと、吉田茂の隠棲について展示を行います。大磯に隠棲する吉田茂のもとを訪れる人々についてだけではなく、大磯の住人と吉田茂のあいだで行われた交流に関する資料が展示されています。

吉田茂の著作や書簡などが展示されております。町民とのかかわりに関する資料では、「西小磯西子ども会旗」や大磯中学校の「吉田茂杯」、「扁額 吉田茂書」などが残されており、特に大磯の子どもたちに目をかけていたことがわかります。

西小磯西子ども会旗(西小磯西子ども育成会)

大磯の私邸

この章は、旧吉田茂邸を主な対象とした展示です。吉田茂がなぜ大磯に住まうことになったのか、また邸内の各部屋をどのように利用していたのかなど、旧吉田茂邸に関するエピソードをご紹介いたします。

旧吉田茂邸が焼失する前の写真パネルなども掲示しておりますので、ぜひ再建された旧吉田茂邸といっしょにお楽しみください。

旧吉田茂邸の見学前にぜひ!

今回の企画展示は、旧吉田茂邸落成記念企画展として開催されます。そのため、先にご紹介したとおり、旧吉田茂邸に関する資料が主たる展示にもなっています。

4月1日からオープンする旧吉田茂邸のご見学の前には、ぜひ今回の企画展をご覧いただくことをおすすめします! 旧吉田茂邸の歴史や吉田茂の人生を知ることで、より邸内の見学をお楽しみいただけるものと思います。本当はここでもご紹介した写真等々あるのですが、諸々の都合によりウェブサイト上でご紹介することができません・・・・・・。ぜひ企画展でお楽しみいただければと思います。

また、今回ご紹介した企画展の図録を、郷土資料館・旧吉田茂邸で販売しております。邸内見学のガイドブックとしても、ぜひご利用ください。焼失前の旧吉田茂邸の写真も掲載しております。再現された邸内と焼失前の写真を見比べることで、当時の状況をより鮮明に思い描くことができるはずです。

次回の更新は、オープン前日の3月31日(金曜日)を予定しています。

※企画展の詳しい情報は、郷土資料館の企画展情報ページをご確認ください。

旧吉田茂邸のオープンは、2017(平成29)年4月1日です。 オープンまでは入邸することはできません。ただし、庭園と外観は、ご見学いただけます。

 

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 教育部 生涯学習課 旧吉田茂邸(郷土資料館別館)
〒255-0005
神奈川県中郡大磯町西小磯418
電話番号:0463-61-4777
ファックス:0463-61-4779
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