昭和32年 大磯案内 その1
今回紹介する写真は昭和32年(1957)頃に撮影された大磯の写真です。今後数回にわたり大磯の名所・旧跡・大磯の風景などを掲載していきます。皆さんの知っている現在の大磯との違いを感じられる写真もあると思いますので、ぜひお楽しみください。
第1回目に紹介する写真は、昭和32年頃の茶室「如庵」です。大磯城山公園はかつて北三井家の別荘地で、現在の郷土資料館の目の前にある「ふれあいの広場」には国宝「如庵」がありました。「如庵」は江戸時代に京都嵐山の建仁寺に建てられた茶室です。その後明治末期に東京へ移築され、昭和12年に震災や空襲の恐れから大磯町の城山荘へ移築されました。国宝の指定を受けていた「如庵」は、建物を3分割して細心の注意を払いながら城山荘へ運ばれましたが、昭和47年に愛知県犬山市の「有楽苑」に移築されました。今回掲載のある「唐門」「書院」「岩栖門」も「有楽苑」に移築され、現在もその姿を観ることができます。
資料名:腕木門
資料番号:N21207
資料名:松聲寮
資料番号:N21208
資料名:如庵席
資料番号:N21213
資料名:唐門
資料番号:N21215
資料名:書院
資料番号:N21217
資料名:岩栖門
資料番号:N21218
資料名:井筒
資料番号:N21304
資料名:蹲踞(つくばい)
資料番号:N21305
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更新日:2024年02月23日