一番息子の調査に行きました(大磯の左義長)

更新日:2024年12月11日

もうそろそろで年末ですね。

 

1月の半ばになると、大磯町内では小正月行事のサイトが立ち、どんど焼きが行われます。特に、大磯の下町地区の北浜海岸で行われるものは「大磯の左義長」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。

また、12月8日は事八日(コトヨウカ)といい、小正月行事の始まりでもあります。

この日には一つ目小僧が家々を訪れるという伝承が、神奈川や東京では伝わっています。

そのため、六つ目カゴなどを玄関先に吊るしている家もかつてはありました。

(ちなみにカゴを吊るすのは、目が多いものを見た一つ目小僧が驚いて逃げていくと考えられていたためです)

 

 

大磯でも12月8日(日曜日)には、事八日行事である「一番息子」が南下町で行われました。

一番息子では、ゴロ石という石を子どもたちが持ち、家々を回ります。

 

家々を回り、ゴロ石で地面を打ちながら「一番息子、二番息子、三番息子・・・」と唱えていきます。今年は九番息子までいきました。

 

各家で願い事を聞きとり、「家内安全 一番息子」などと唱え、ゴロ石で地面を打ちます。

地面を打つのは、先ほどのカゴを吊るすのと同じく、魔よけの意味があるといわれています。

 

これがゴロ石です。

 

当日は朝8時半から行われました。

今年は9人の子どもが集まり、家々を回っていきました。

見ていると、祈願内容は家内安全が多かったように思います。

 

約50軒ほどのお家を回り終わった後は豆腐が配られました。

この時に配られた豆腐を食べると、健康に過ごせるのだといいます。

来月はいよいよセエトバレエです。

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