企画展「旧高麗寺ゆかりの神像・仏像修理」の解説動画を公開しました
先月、4月17日（土曜日）から、ようやく企画展が始まりました。この企画展は、昨2020年に開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、郷土資料館が臨時休館し、しばらく開催が未定となっていました。
実は…、昨年4月上旬までは、展示準備を着々と進め、後は神像を展示ケースに収納するだけ…というところで、時間が止まっていました。今年、ようやく開催が決まって準備を進め始めたときは、1年前に何を考えていたのか思い出しながらの作業となりました。
残念ながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況は、なかなか改善されない状況にあります。企画展を開催するにあたり、よく考えた上で、今回は展示会場での展示解説を見合わせることにしました。代わりに、解説動画を作成してみました。動画の作成は初めて…！の学芸員が作成しました。お見苦しい、お聞き苦しい点は多々ありますが、よろしければご覧いただければ幸いです。
新型コロナウイルス感染症の影響がみられた昨年から、博物館ではインターネットを活用した活動が、たくさん見られるようになりました。動画の公開もその一つですが、新型コロナウイルス感染症の影響という背景のみならず、博物館が所蔵する資料や、博物館の活動を多くの人に知ってもらうための選択肢が増えたという、前向きな考えもできるように思います。
当館のような小規模な博物館では、まだまだ技術的に追いついていない面もありますが、今後の博物館運営を考えたとき、このような活動に、できる範囲で積極的に取り組んでいきたいと思います。
更新日：2021年05月20日