この生き物、なんでしょう?―磯(いそ)編―

更新日:2019年07月19日

5月19日に照ヶ崎海岸にいた生き物です。お隣で磯遊びをしていたお母さんとお子さんが見せてくれました。

 

ショウジンガニの幼生

1センチくらいのこの生き物、なんでしょう?エビ?カニ?

カニの幼生で『メガロパ』といいます。

カニは、卵からふ化した時はカニとは違う体の形をしていて、『ゾエア』といいます。ゾエアは水の中を自由に泳ぎ回ることができます。その後、何度か脱皮を繰り返し、この『メガロパ』になります。メガロパが脱皮をして、赤ちゃんガニになります。

磯でよく目にするカニは生まれてから海を泳ぎ回り、何度も脱皮をして海辺へ戻ってきているのですね。

また、一生を淡水で過ごすサワガニは卵から赤ちゃんガニがふ化します。サワガニについてもいつかお伝えしようと思います。

照ヶ崎の磯にはいろいろな生き物がたくさんいます。磯に行くたびに新しい出会いがあって驚かされます。みなさんもこれからの季節は磯に行って、素敵な出会いを探してみませんか?