民俗スポット展示「ショイバシゴ」

更新日:2018年12月04日

民俗分野の一部を展示替えしました。今回はスポット展示として「ショイバシゴ」の展示を行っています。

ショイバシゴ

ショイバシゴは、木を半分に割ったものを左右一対にした枠に、背負い縄を取り付けて負う形式の運搬用具です。農作業や山仕事の際の運搬に使うだけではなく、買い物の際にも利用していました。大磯では「ショイバシゴ」と呼ばれ、荷物を受ける爪のない型のものが利用されていました。展示した資料はほかのショイバシゴと比べて小さく、子ども用だったと考えられます。

この道具の名称は地域により異なり、東北地方では「ヤセウマ」、四国から中国地方では「オイコ」と呼ばれています。また、形状も地域によって異なり、西日本ではウデギ・ツメなどと呼ばれる荷がかかる部分がある爪有りの背負いばしごが多い一方、東日本では爪なしの背負いばしごが多く利用されていました。

この展示は今年度の博物館実習生が企画・文章作成・展示を行いました。

10月中まで常設展示室内で展示を行っていますので、ぜひご覧ください。

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