大磯町中学校部活動検討委員会報告

更新日:2013年01月29日

本検討委員会発足の趣旨

 中学校における部活動は、主に放課後の課外活動として生徒一人ひとりの個性の伸長や生徒同士あるいは教師とのかかわりの中で、人間性の育成など、多くの教育的意義が認められ、長年にわたって学校教育活動の一環として行われてきました。特に運動部活動は、わが国におけるスポーツ振興や競技力の向上、スポーツ人口の底辺拡大等に大きな役割を果たしてきました。
 このような意義ある部活動は、現在まで多くの教師たちの奉仕的精神で支えられてきました。しかし、教員の高齢化や生徒数の減少、また、それに伴う教員数の減少などで、今まで通りの活動ができなくなってきているのが現状です。現実に、休部や廃部を止むを得ず実施せざるを得なかった部活動や、外部指導者やボランティアの力を借り、何とか部を維持しているなど、それぞれの学校での苦労が伺えます。また、部活動は顧問教員にとっては、勤務時間外の活動も多く含まれており、土・日等の練習試合や大会開催で過重負担になっている部分も見受けられます。
 このような状況は、大磯町に限らず、全国の多くの中学校が抱えている共通の問題です。しかし、これらの問題は多方面・広範囲にわたるため、解決の具体的方策が見当たらず、どこの学校や教育委員会も手がつけられなかったのが実情です。
 しかし、そのような状況においても何らかの方策を生み出すため、大磯町では、平成13年度より、両中学校部活動担当教員、中体連担当教員及び教育委員会指導主事を構成メンバーとする検討委員会を発足させました。また、平成15年度からは新たに、両中学校の校長、教育委員会学校教育課長及びPTA会長をメンバーに加え、協議を進めてきました

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