町指定民俗資料(無形民俗文化財)「大磯御船祭」について

更新日:2025年06月19日

大磯御船祭(みふねまつり、おふねまつり)について

 令和7年は、7月19日(土曜日)、20日(日曜日)に大磯御船祭(高来神社夏季例大祭)が実施される予定です。隔年で船形の山車(マツリブネ)が出ます(今年はありません)。

〇大磯御船祭の由来

 大磯浦の漁師蛸之丞が、旧高麗寺の本尊として祀られていた千手観音を引き揚げたという由来に基づく祭礼です。隔年毎に二艘のマツリブネ(船形の山車)が曳かれ、町内各所で木遣唄や御船歌が唄われます。かつては、神輿を船に乗せた海上渡御でしたが、暴風雨や隆起等により、陸上を曳かれるようになりました。マツリブネは、水引幕、幟(のぼり)、花、吊るし物(くくりざる・サルンボ)等が色鮮やかに飾られます。

まつりぶね(明神丸 北濱)

マツリブネ(明神丸 北濱)

木遣(南濱)

木遣り(南濱)

 木遣師(きやりし)が船上で、高麗権現の渡来や千手観音の由来等の木遣唄を唄い、歌揚師(うたあげし)が地上で祝儀や権現くどき等の御船歌を歌います。

まつりぶね(明神丸 南濱)

マツリブネ(明神丸 南濱)

 船形の山車には木の車輪がついており、北下町と南下町の間で曳かれます。

神輿渡御

神輿渡御(浜降り)

 早朝、高来(たかく)神社の神輿が出御(宮出)し、大磯の各町内を練ります。町内の神輿13基が大磯港県営駐車場に集合(浜降り)し、正午に式典を行い、浦安の舞が奉納されます。

神輿渡御(役場前)

神輿渡御(役場前)

 神輿渡御の際には、掛け声とともに甚句がうたわれます。各町内の神輿や子どもたち等による囃子山車(トラック)が、受け渡し(リレー)を行います。夜10時頃、神輿が還御(宮入)します。

宵宮のようす(大磯駅前)

宵宮のようす(大磯駅前)

  祭前日の夕方には、大磯地区の各地で宵宮が行われます。大磯駅前では、南本町・北本町・神明町・茶屋町の神輿や囃子山車が大磯駅前に集合し、神輿の競演がみられます。

宵宮のようす(山王町)

宵宮のようす(山王町)

 祭前日、山王町日枝神社の通りでは、神輿渡御や子どもたちの太鼓等の囃子山車が出て賑やかです。

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