町指定民俗資料(無形民俗文化財)「高麗の山神輿」について

更新日:2025年05月26日

☆高麗の山神輿☆

 「高麗の山神輿」は、高麗寺祭(こうらいじまち)に行われる特殊な神事です。江戸時代に、相模国を代表する大寺「高麗寺」の門前市として始まりましたが、明治政府の神仏分離政策によって高麗寺が廃寺となったため、その後は、現在の高来神社(たかくじんじゃ)の春祭りとして行われてきました。祭礼期間中は、植木市が開かれていましたが、現在では植木は並ばず出店が見られるのみです。

 山神輿は、高麗寺祭の開催に先立ち、高来神社の神霊を神輿に移し、麓から山頂まで、傾斜度60度以上の高麗山の山腹を250kgの神輿を引き上げるという勇壮で大変珍しいお祭りです。その由来は、門前町に大勢の人々が集まるため、地上のけがれを避けて山頂の社に仮宿するのだといわれています。

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令和7年4月19日(土曜日)、20日(日曜日)の山神輿は、平成31年以来、6年ぶりに大神輿が男坂を登りました。途中の休憩場所では塩むすびが振る舞われ、上宮での神事が催行されました。

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 令和6年4月20日(土曜日)、21日(日曜日)の町指定民俗資料(無形民俗文化財)「高麗の山神輿」は、高麗山で倒木があった為、男坂や大堂への神輿渡御が中止されましたが、20日(土曜日)の17時から女坂を登る神事が催行されました。

 令和6年は大磯高校生徒の方も神輿を担ぎ、お祭りを盛り上げました。

令和7年山神輿の様子

高麗の山神輿(男坂) ※令和7年

令和7年高来境内の様子

高来神社境内の様子 ※令和7年

令和6年高来境内の様子

令和6年 高来神社境内の様子

令和6年山神輿の様子

令和6年 山神輿の様子(女坂)

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