夏休み親子クッキング教室を行いました
小学生対象の料理教室を8月8日、22日に実施しました。テーマはここ数年の恒例になりつつありますが、「平時から作って災害時にも役立つパッククッキング」です。
パッククッキングとは、食材を耐熱性のあるポリ袋に入れて、湯せんで加熱する調理方法です。 洗い物を出さずに、簡単に温かい料理を作れるため、災害時でも役立ちます!
パッククッキングは、災害時限定というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、日頃の調理にも便利ですし、普段からパッククッキングを利用していると、いざという時にも慌てずに調理し、温かいものが食べられます。
パッククッキングの詳しい説明や備蓄食品についてはこちらで紹介していますのでご覧ください。
パッククッキングに挑戦!
この教室は、小学生と保護者の方が一組になり一緒に参加してもらう教室です。始めに、教室の流れ、パッククッキングとはどのような調理方法なのかをスタッフから説明したあと実際に調理を始めました。
今回作ったメニューは以下の三品です。
- ツナ缶のカレーライス
- 切り干し大根のサラダ
- 蒸しパン
普段から包丁を使っている子、あまり調理経験のない子がいましたが、ゆっくりと作業し、怪我もなく全員頑張って切り終えることができました。
レシピはこちらからご覧いただけます。
夏休み親子クッキングレシピ (PDFファイル: 239.0KB)


食育講話
パッククッキングを加熱調理している間、食育講話を大磯町立大磯小学校の栄養教諭 小宮先生と町栄養士、食生活改善推進団体さん町栄養士からさせていただきました。
大磯町立大磯小学校の栄養教諭 小宮先生から「やさいのおなか」「やさいのせなか」の絵本の紹介がありました。普段見慣れない野菜の断面や野菜の表面もあり、盛り上がっていました。
町栄養士から「年齢別の一日に必要な塩分量、塩分を取り過ぎるとどうなるか」、食生活改善推進団体さんから「食品に含まれる塩分」を塩分計を使用してお伝えしました。
~町栄養士から~
一日の塩分量は
大人 男性7.5g未満、女性6.5g未満
子ども 6~7歳4.5g未満、8~9歳5g未満、10~11歳6g未満、12~14歳男子7g未満、女子6.5g未満
塩分を摂り過ぎると、濃くなった塩分濃度を薄めるために、体に水分を多くため込みます。それにより、高血圧やむくみが出たりしてしまいます。高血圧は、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞、腎臓病など命にかかわる病気の引き金になります。
~食生活改善推進団体さんから~
インスタントラーメンやインスタントみそ汁、お子さんの身近なお菓子を用意し、それらの食品に含まれる塩分量を伝えました。
インスタントラーメンを1つ食べると6~7歳の一日分の塩分量になると気づいたお子さんが「ぼくの塩分一日量と一緒だ!」と発言してくれる場面もありました。
親子で塩分摂取について考えていただく良い機会となりました。



参加者の感想
抜粋したものを紹介します。
保護者の感想
- おいしいだけでなく、いざという時のために勉強になった。
- 子どものペースで野菜が切れてよかった。
- 高学年になったら子ども一人でもできそう。
- 塩分講座がよかった。
- 満足感があってよかった。
子どもの感想
- さいがいのときに電気を使わずできることが知れてとてもよかった。さいがいが来たときにこれを利用しようと思った。
- さいがいのときにこんなにおいしいものをたべるんだとおもってすごいとおもいました。
- パッククッキングはカレーなどいろいろなものがつくれることを知れてうれしいです。
この記事に関するお問い合わせ先
〒255-8555
神奈川県中郡大磯町東小磯183
電話番号:0463-61-4100(内線:308,309,310,319)
ファックス:0463-61-6002
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2025年08月25日