大磯高麗1号線(旧東海道)整備事業のご案内
歴史と暮らしが出会う、東海道・化粧坂のまちづくり
かつて東海道五十三次の宿場町として栄えた「大磯」。その歴史ある風景と、そこに息づく人々の暮らしをつなぐ場として、「大磯高麗1号線(旧東海道・山王町エリア)」の整備を進めています。
本事業では、「歴史文化の継承」と「地域コミュニティの形成」、そして「安心・安全な公共空間の創出」を柱とし、3つのエリアを整備します。併せて、松やエノキなどの間伐や捕植を行い松並木敷の再整備を行います。
整備概要
場 所:大磯町大磯・高麗1丁目地内(旧東海道 松並木敷周辺)
整備区間:町道大磯高麗1号線(約850m・3箇所)
整備内容:舗装、照明、休憩施設、植栽、目隠し等
整備の3つのエリアと特色
1. 旧東海道のおもてなし広場
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🏡【まちの顔】としての交流・休憩空間
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👥 地域住民と観光客の憩いの場
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🛠 イベント時にはキッチンカーや管理車両も対応可能
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🌳 松並木に配慮した緑化、ペットにも優しい設計
💡「団子屋の面影」を残す四阿(あずまや)や、地域の風景に調和したベンチが設置されます。
2. 令和の一里塚
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📍【歴史の目印】としての東海道の再解釈
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🌲 シンボルツリーとして「センダン」を植樹
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🌤 日陰と視線の調整を意識したベンチ配置
💡 江戸時代に旅人が小休止した「一里塚」の風景を現代に再現し、地域の記憶をつなぎます。
3. 虎御前の化粧井戸
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⛲【記憶の継承】虎御前伝説が残る井戸跡
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🏘 周囲の住環境に配慮した目隠し設計
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💧 雨や水をモチーフとした舗装や演出照明
💡時代を超えて人々の営みに寄り添った井戸空間を、立ち寄りスポットとして整備します。
安心・安全のまちづくりにも配慮
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🌞 ソーラー照明による環境負荷軽減と夜間の安心感
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♿ ユニバーサルデザインによる誰もが使いやすい設計
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🚰 将来的な防災機能への対応(給水・避難空間の確保)
町民の皆さまへ
この整備は「住んでよし、訪れてよし」の大磯を実現するための一歩です。町の歴史や風景を未来につなげながら、日々の暮らしをより快適に、誇りあるものにしていくことを目指しています。
本事業は令和6年度より順次工事を開始し、歴史的施設の設置とともに松並木敷の再整備を行い、完成後は地域の皆さまに自由にご利用いただける公共空間となる予定です。
更新日:2025年07月23日