西小磯の七夕の調査に行ってきました
9月も半分が過ぎました。まだまだ暑いですね。
一か月ほど前ですが、西小磯の七夕の調査に行きました。
大磯町の西小磯地区では、8月に七夕祭礼が行われます。
西小磯の七夕は牽牛織女(けんぎゅうしょくじょ)伝説ではなく、疫病払いやお盆の前に村の中を清める性格の行事として伝わっています。
短冊をつけた竹飾りで道祖神を払ったあと、竹飾りを束ね、竹神輿を作ります。竹神輿は龍の形であり、雨乞いを兼ねているといわれております。また、子どもたちが主役となっている祭礼であることも特徴です。
西小磯西地区、七夕飾りでのオハライ
西小磯東地区、七夕飾りでのオハライ
今年は8月3日・4日に西小磯西地区で、6日・7日に西小磯東地区で行われました。
両地区とも、子どもたちが暑さに負けず、パワフルに頑張っていました!
西小磯西の竹神輿
西小磯東の竹神輿
西小磯地区は西小磯東と西小磯西にわかれているのですが、西小磯西では七夕踊りという踊りが行われ(西小磯東では行われません)、西小磯東と西小磯西それぞれで竹神輿の形が微妙に異なります。担い手も、西小磯東は保存会が、西小磯西では子ども会が担っています。このように、隣同士の地区でも違いがあるのです。
西小磯西では七夕踊りを踊ります。
西小磯東では万灯を3か所建てます。
竹飾りをしばった竹神輿で地区内をめぐります。
西小磯西地区では、電柱にぶつけます。
西小磯東地区では、祝詞(となえごと)を唱えながら、竹神輿をぐるぐると回すように揺さぶります。
西小磯西地区、竹神輿を担いでいる様子。
西小磯東地区、竹神輿を担いでいる様子。
両地区とも翌日になると、竹神輿を海に流して七夕行事は終わりとなります。
西小磯西地区、竹神輿を海に流す様子
西小磯東地区、竹神輿を海に流す様子
どちらの地区も、準備から片付けまでご一緒させていただきました。
西小磯東・西小磯西のみなさま、ありがとうございました!
更新日:2024年09月20日