小学校開校150年記念展が始まりました!
4月22日(土曜日)から、春季企画展「小学校開校150年記念~学び舎の歴史~」が始まりました。
今年は、大磯町内の小学校、国府小学校と大磯小学校が開校して150年。近年、両校で保管されていた古い資料を一括して郷土資料館へ移し、郷土資料館が保管することになったこともあり、郷土資料館が所蔵する学校関係の資料を一堂にご紹介しています。
さて、今回は少し、企画展の準備のことについてお話しましょう。いろいろな博物館で開催される企画展(特別展と言われることもあります)。開催期間が決められ、テーマがはっきりと設定される企画展は、どのように準備が進められるのでしょうか?ここでは特に、資料の設置についてご紹介します。
郷土資料館の企画展示室は約84平方メートルと、あまり広くないのですが、部屋の中央の昇降台、作り付けの展示ケース二つ、入口右側と左側の二つの壁、が主な展示スペースとなります。
こちらの写真は、資料を設置する直前の企画展示室の様子です。資料が雑然と置かれている状況ですが、実は資料を設置するだいたいの位置に応じて、資料を仕分けして置いてあります。今回の企画展は、ほとんど郷土資料館が所蔵する資料を展示しているため、資料を収蔵庫から出しながら、実際に資料を設置してみて、展示後のイメージを固めていきました。
そして、資料や展示物は、壁から設置していきます。これは、全てのスペースに共通することです。真ん中の昇降台は大型の資料を設置する予定がありましたので、あらかじめだいたいの位置に設置してしまっていますが、通常は、壁から設置→手前の展示台に設置の順番が鉄則です。
ざっと、壁(肋木<ろくぼく>を利用した可動壁)の設置が完了した様子です。この後、手前の机などの配置を確定させ、全体のバランスを調整して、展示完成に至ります。
実際の展示風景です。今回は、昇降台を昔の教室のように仕立ててみました。
学校には、皆さん、いろいろな思い出があると思います。本展をご覧いただいて、懐かしさなどを感じていただければ幸いです。
企画展示のご案内
会期:2023年4月22日(土曜日)~6月11日(日曜日)
会場:大磯町郷土資料館 企画展示室
休館日:毎週月曜日、5月2日、6月1日
展示解説など、詳しくはチラシをご覧ください!
更新日:2023年05月06日