秋深まり虫たちは・・・

更新日:2020年11月18日

朝晩、冷え込むようになってきましたね。皆さんいかがお過ごしですか?気温が下がる中、最近、特に気にして見ていた生き物がいます。

jorougumo

ジョロウグモです。城山公園ではたくさん見るクモです。先日、小学生が城山公園にクイズラリーに来てくれたのですが、その中の一問としてジョロウグモのクイズを出しました。

このジョロウグモ、温度が下がってくると冬にはみんな死んでしまうのです。クイズラリーの前日に一気に温度が下がって、ジョロウグモがいなくなってしまったら・・・と、クイズラリー当日まで気が気ではありませんでした。

11月初めは気温も下がらず、無事にクイズラリーを終え、今は穏やかな気持ちでクモを観察しています。

ジョロウグモは背中側は黄色と灰色、お腹側はお尻付近の赤色が特に目立ちます。半分ぐらいの小さいクモがいたら、そちらはオスのクモです。メスのジョロウグモはお腹がパンパンに張っているものもいます。これから産卵するクモもいるのでしょう。

本日(11月12日)の最低気温は8度。いつまでジョロウグモが巣を張り続けるのか、卵をいったいどこに産み付けるのか、ジョロウグモのこれからが楽しみです。

nekitonnbo

こちらはネキトンボ。赤とんぼの一種で、羽の根本が黄色いのが特徴です。

この時期、水辺では赤とんぼがつがいになって忙しく産卵をしている姿を多く見ます。ネキトンボは何匹かいましたが、つがいではなく一匹ずつで過ごしていました。産卵の時期が早いため、この時期はもうネキトンボの産卵の時期は終わっているのかもしれません。

itotonnbo

水辺にはイトトンボもいます。

asagimadara

アサギマダラです。

最近全然見ていなかったのですが、ここに来て出会えました。

アサギマダラは、春は暑さを避けて南から北へ、秋は北から南へ移動します。その移動距離は最大で一日に200キロ以上になることもあるそうです。

ほかのチョウと比べ、何か変わって見えるわけではないのですが、この薄い羽根と細い体に長距離を飛ぶことのできる体力が備わっているんですね。アサギマダラの大移動もそろそろ終わる時期でしょうか。

太陽が出る暖かい日には、まだ元気な昆虫が見られそうです。

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