こんなところに… ヤモリの卵

更新日:2020年03月04日

今回は面白いものを見つけたので紹介します。

 

2月のある日、軒下に何か付いていると呼ばれて見に行くと…

siryoukannokisita

わかるでしょうか。

 

siryoukannokisita dai

ここです。

 

yamorinotamago

ここ。

 

はて、卵のようだけど、こんなところに卵を産み付けるって、昆虫?

いやいや、カブトムシだって5ミリもない卵なのに

これは1センチ以上あります。

虫のマユ?

 

壁からはがすと、パリッと割れる感じなど卵そのもの。

 

これがなんと!

ヤモリの卵だったのです。

 

ヤモリと言うと、

夏場、夜になるとよく台所の窓ガラスにくっついている姿が

思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

光に集まるガなどを食べてくれます。

また、土のような体色をしていて、

その体はひんやりさらりとした肌触りです。

郷土資料館の周りでもよく見かける生き物です。

 

ヤモリの卵は最初はねばねばしているので

壁などにくっつくことができるのです。

また、5~7月に卵を産み、1~2か月でふ化します。

これは去年のうちに産卵・ふ化したヤモリの卵だったのですね。

壁でふ化した子ヤモリたちは生まれてすぐに

親と同じように壁を這っていったのでしょう。

 

皆さんのお家の軒下や倒木のすき間でも、

もしかするとヤモリの卵が見られるかもしれませんね。

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2019年7月撮影。

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