こんなところに… ヤモリの卵
今回は面白いものを見つけたので紹介します。
2月のある日、軒下に何か付いていると呼ばれて見に行くと…
わかるでしょうか。
ここです。
ここ。
はて、卵のようだけど、こんなところに卵を産み付けるって、昆虫?
いやいや、カブトムシだって5ミリもない卵なのに
これは1センチ以上あります。
虫のマユ?
壁からはがすと、パリッと割れる感じなど卵そのもの。
これがなんと!
ヤモリの卵だったのです。
ヤモリと言うと、
夏場、夜になるとよく台所の窓ガラスにくっついている姿が
思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
光に集まるガなどを食べてくれます。
また、土のような体色をしていて、
その体はひんやりさらりとした肌触りです。
郷土資料館の周りでもよく見かける生き物です。
ヤモリの卵は最初はねばねばしているので
壁などにくっつくことができるのです。
また、5~7月に卵を産み、1~2か月でふ化します。
これは去年のうちに産卵・ふ化したヤモリの卵だったのですね。
壁でふ化した子ヤモリたちは生まれてすぐに
親と同じように壁を這っていったのでしょう。
皆さんのお家の軒下や倒木のすき間でも、
もしかするとヤモリの卵が見られるかもしれませんね。
2019年7月撮影。
更新日:2020年03月04日