消防職員を目指す方へ~大磯町消防本部の紹介~
大磯町消防本部について
大磯町は、相模湾や高麗山、鷹取山などの豊かな自然が暮らしの場に近接しており、湘南発祥の地として古くから自然・歴史・文化と魅力のある町として発展してきました。年間を通して多くの観光客の方々が訪れています。
大磯町消防本部は、昭和43年に誕生し、現在50人の職員で約31,500人の町民の皆さんだけではなく、大磯町を訪れる方々に対して、安全安心を提供できるよう、災害に強い消防体制づくりに取り組んでいます。
署所の配置 大磯町消防本部
・消防署
・国府分署
大磯町の概要 面積 17.23㎢
人口 31,051人(令和6年1月1日現在)
災害発生状況(令和5年中) 火災 10件
救急 1,959件
救助 5件
消防職員定数の改正
女性の職業生活における活躍の推進に関する法律への対応及び増加する救急需要、消防事務への対応を図り、消防・救急体制の強化を図るため、職員定数を45人から50人に改正しました。(平成29年4月1日施行)
女性消防吏員の活躍に向けて
大磯町消防本部では、現在4名の女性消防吏員が災害出動や火災予防業務等で活躍しています。女性比率は国の目標としている5%を上回る8%となっています。
女性消防吏員を配置するため、平成30年度に消防庁舎の施設改修を行い、女性専用の設備の整備を行いました。
指令センター
119番通報を受け出動指令を行う指令室は、平塚市庁舎に開設された「平塚市・大磯町・二宮町共同消防指令センター」で運用しています。
消防隊員の仕事内容
大磯町の消防職員は、兼務で活動しています。
兼務とは…専属隊ではなく、災害優先で出動し、例えば火災出動指令が入れば消防隊として出動。救急出動指令が入れば救急隊として出動します。また、出動以外の時間は、訓練を行うほか、総務・予防・警防等の事務も行います。
救急救命士も、火災や救助に出動し活躍しています。
メディカルコントロール等
湘南地区メディカルコントロール協議会に属し、各種ガイドラインやプロトコールによって活動が定められており、医師による二次検証が毎月開催され、救急救命士の質を保証しています。また、各種セミナーが随時開催され2年間で再教育128時間を行っています。
当地域は二次病院、救命センターが共にあり、内科外科小児科の当番制が整っているため病院選定を含め、救急活動が円滑に進むため、傷病者への時間的負担が少ないと思われます。
また、当町では、採用後消防学校に入校し卒業後、全員が救急課程の教育を受け救急隊員として活動できるようにしています。
先輩の声
〇私が救急救命士を志したきっかけは、中学生の時に救急搬送されたことがあり、搬送してくださった救急隊員の活動がかっこいいと思ったからです。
高校卒業後、専門学校に入学して救急救命士の資格を取得し、病院内で1年間勤務しました。しかし現場の最前線で活動したいという思いが強くなり消防士を志しました。
現在は消防学校を卒業し、救急隊や消防隊として勤務しています。大磯消防は兼務という勤務形態で、救急だけではなく火災や救助事案にも出動します。幅広い知識が必要となりますが、自分のスキルアップに繋がるため魅力的だと感じています。覚えることが多く大変に感じることもありますが、先輩方に日々指導していただき、毎日少しずつ成長していると実感しています。
これからも知識、技術、体力を向上させて町民の身体、生命、財産を守れるように努めていき、心のケアまで出来る消防士になりたいと思います。
ぜひ一緒に働きましょう。
〇私が消防士を志したのは、祖父と父の影響でした。
幼少期から消防車両に触れ、次第に消防の仕事に興味を持ち始め、救急・救助・火災等どんな現場にも真っ先に向かい命を救う女性消防士の姿に憧れを持ちました。その後は、大学にて救急救命士の資格を取得し、入庁しました。
現在は消防学校を卒業し、救急隊や消防隊として勤務しています。大磯消防は兼務ということもあり覚えることや学ぶことが多く、大変な部分がありますが、その分自分が成長できることが魅力だと思います。先輩方が丁寧にご指導してくださるおかげで少しずつ成長していることを実感しています。
これからも先輩方の姿をみて、訓練や現場活動で経験を積みながら迅速・的確な活動に加えて傷病者や家族に寄り添い、少しでも不安を取り除けるような隊員になれるよう努めていきます。
更新日:2024年11月26日