あなたのブロック塀は大丈夫ですか?

更新日:2020年05月29日

 平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震では、2名の方が倒壊したブロック塀等の下敷きとなり亡くなりました。このような事故は、過去の地震でも繰り返し発生しており、多くの方が死傷しています。

 ブロック塀は厳しい自然環境のもとで、年数とともに老朽化し、ブロックのひび割れや欠け、鉄筋のさび、塀の傾きなどが発生します。特に道路沿いにある塀が倒壊すると、通行する人の被害の他に緊急車両の通行の妨げになるなど、避難や救助活動にも支障がでます。事故を未然に防ぐためブロック塀等の安全確保が重要です。

 ブロック塀の維持管理は、所有者・管理者の責任であり、日ごろから点検や診断を行い、異常が認められた時には、転倒防止対策や、改修を早急に行い、安心な生活空間の維持に努めましょう。

ブロック塀の診断には「ブロック塀の診断カルテ」による自己診断、専門知識を持つブロック塀診断士による精密診断があります。

不安や分からないことがあれば、専門家に相談しましょう。

≪古いブロック塀のチェック項目≫

古いブロック塀は以下の7項目を点検し、一つでも不適合があれば、危険なので改善しましょう。

1 塀は高すぎないか (塀の高さは地盤から2.2m以下か)

2 塀の高さが1.2mを超えている場合、厚さは10cm以上あるか

 (塀の高さが2.2m以下の場合は厚さが15cm以上あるか)

3 控え壁はあるか

 (塀の長さ3.4m以下ごとに塀の高さの1/5以上突出した控え壁があるか)

4 コンクリート基礎があるか 

5 塀は健全であるか (塀に傾きや、ひび割れはないか) 

6 塀の中に鉄筋は入っているか

 (塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか)

7 基礎の根入れはあるか (コンクリート基礎は、根入れが30cm以上あるか)

 

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「建物もあなたと同じ健康診断」国土交通省・建築物防災推進協議会 パンフレットより

組積造(レンガ造、石造、鉄筋のないブロック造の場合)

1 塀の高さは地盤から1.2m以下か

2 塀の厚さは十分か

3 塀の長さ4mごとに、塀の厚さの1.5倍以上突き出した控え壁はあるか

4 基礎があるか

5 塀に傾き、ひび割れはないか

<専門家に相談しましょう>

6 基礎の根入れ深さは20cm以上か

 

塀の点検シート

もしもブロック塀が倒れたら

 地震や台風等の自然災害でも所有者責任を問われるケースが発生しています。

 適正管理に努めましょう。

 

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