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工事契約の入札における設計違算について（令和6年7月24日記者発表）
大磯町が発注した汚水枝管整備工事（その1―2）の一般競争入札において、設計違算が判明したことにより、入札を無効としましたので、次のとおりお知らせします。本件について、関係する方々並びに町民の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げ、今後このようなことがないよう再発防止に努めてまいります。
1 工事概要
工事名：汚水枝管整備工事（その1―2）
担当課：都市建設部下水道課
場 所：大磯町 生沢 地内
概 要：工事延長 Ｌ＝51ｍ
管きょ工（推進）
管布設工（φ200） Ｌ＝47ｍ
管きょ工（開削）
管布設工（φ200） Ｌ＝44ｍ
取付管工
取付管布設工 2か所
マンホール工
組立マンホール（1号） 2か所
付帯工 1式
2 無効理由
入札の透明性及び公平性の確保ができないと判断したため
3 経過
本案件の工事は、6月21日（金曜日）に入札公告を行い、15者（不着1者、辞退4者を含む）が参加し、7月18日（木曜日）に開札を行いました。開札後、当該工事について2者からの積算疑義申立てがあり、「工事設計書」を再度確認したところ、第0117号単価表の「硬質塩化ビニル管（薄肉管）VU-40」の1ｍあたりの単価に誤りが認められました。（下表、正誤表のとおり）
当初設計金額は、4,409万9千円（税込）としていましたが、正しい単価で積算を行うと、設計金額が4,408万8千円（税込）となったことから、当該設計書に誤りがあることが確認できました。
この結果、最低制限価格に相違が生じる結果となりました。
以上により、掲載された設計書に誤りがあったことから、入札を無効としました。
正誤表
| 経費率 | 正 | 誤 |
| 硬質塩化ビニル管（薄肉管）VU-40 | 156円 | 627円 |
4 原因
本案件は、入札に使用する設計書の作成を令和5年度の設計積算業務として、公益財団法人神奈川県都市整備技術センターに委託しました。本案件の設計書では、「硬質塩化ビニル管（薄肉管）VU-40」の単価を「1ｍあたり」の単価で積算すべきところ、「1本あたり」の単価を使用して積算されていることに気が付かず、委託業務の成果物として設計書を受領しました。
令和6年度に工事を発注するにあたり、受領した設計書の単価を最新のものに入れ替えていますが、その時点でも誤りに気が付きませんでした。
なお、設計書については、チェックリストに基づき最終確認したうえで、入札に使用しますが、最終確認において誤りを発見できなかったため、違算が発生しました。
5 今後の対応
当該工事は、改めて積算を行い、再度入札手続きを行う予定です。
6 再発防止策
現在、工事設計書の決裁時にチェックリストを用いて違算防止策を講じていますが、今回の事案を受けて、チェックリストに「登録単価の確認」などの項目を増やし、違算防止に向けたチェック体制を強化し再発防止に努めます。
この記事に関するお問い合わせ先
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神奈川県中郡大磯町東小磯183
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更新日：2024年07月26日