地震発生時の火災、復旧時の電気火災にご注意を!

更新日:2019年02月20日

 平成7年に起きた阪神淡路大震災では、293件もの火災が発生しました。出火原因に電気ストーブや配線などの電気関係、ガスストーブやコンロなどのガス関係、また、石油ストーブなどが主なものとして挙げられています。
 出火防止の対応としては、次のことを心がけ、いざというとき落ち着いて適切な行動がとれるようにしましょう。

消火中のイラスト

初期消火

 地震が発生したときは、まず落ち着いて身を守らなくてはなりません。慌てて屋外に飛び出したりせず、丈夫な机やテーブルの下にもぐったり、家具から離れるなどして身の安全を確保し、揺れがおさまったらすぐに火の始末をしましょう。大きく揺れている最中に無理をして火を消そうとすると、熱せられた鍋などがひっくり返ることなどもあり危険です。
 万が一、周りのものに火がついてしまっても、初期のうちは消火器などで十分に消すことができます。大声で隣近所に声をかけ、みんなで協力しあって燃え広がる前に消火しましょう。

火事発生のイラスト

通電火災を防ぐ

 電気が復旧した際に、転倒したままの電気器具が作動して火災が発生するなど、停電後の通電により出火する場合があります。揺れがおさまったら、倒れた電気器具を元に戻しましょう。
 また、揺れが大きく、避難をするなどで家をあけるときは、電気のブレーカーをいったん遮断し、できれば電気器具のコンセントを抜いていくようにしましょう。通電後は、転倒したままの器具やガス漏れなどが無いことを確認してから、ブレーカーを戻すようにしましょう。

ガス漏れを防ぐ

 最近では、地震による大きな揺れを感知した場合に、自動的にガスの供給を停止するマイコンメーターの設置が進んでいますが、念のため、揺れがおさまった後、元栓を締めてガスの漏洩を防ぎましょう。また、プロパンガスボンベは、転倒防止のためチェーンで固定するなど、普段からの対策に努めましょう。

確認のイラスト

石油ストーブの対処

 最近の石油ストーブは対震自動消火装置がついているので危険性は少なくなりましたが、過信するのは禁物です。石油ストーブの周囲には燃えやすい物を置かないように心がけましょう。また、避難する時には、石油ストーブの火が消えていることや転倒していないことを確認しましょう。

石油ストーブ注意のイラスト

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