救急の現場から#7 「#1から#6を振り返って」
#1から#6を振り返って(H28年1月号)
これまで救急救命士の立場から町民の皆さんに、救急現場で感じた事や注意いただきたい事柄をご紹介してきました。今回は、前回までの事を少し振り返ります。
Q1 これからの寒い季節にトイレや浴室・脱衣所で注意しなければならないことは?
Q2 「救急医療情報キット」や「救急あんしんカード」の事を覚えていらっしゃいますか?
Q3 AEDはどんな機械ですか?
Q4 救急出動でケガの多くはどこで発生していますか?
※答えは、後半にあります。
皆さん覚えていましたか?記事を読んで、少しずつ救急現場への理解を深めていただけたでしょうか?
私たち救急隊は、皆さんの大切な生命を守るため、救急要請に対応しています。軽症で緊急性もなく、タクシーや家族の車などで病院へ行くことができる場合は、救急車を要請せず受診をしてください。
本来救急車とは急病人や怪我人を、救急救命士が応急処置を行いながら適切な病院に少しでも早く搬送するものです。
救急車を要請すべき状態や、万一の時の応急手当などは、救命講習会でお伝えしています。
また、休日や夜間などで受診する病院がわからない場合や救急車を呼ぶべきか迷った場合は、消防署にご相談ください。
A1 浴室やトイレは、屋内の中で温度差がある場所です。血圧も変動し心筋梗塞など
の原因となります。温度差をなくす工夫をしましょう。(H27.1月号)
A2 救急搬送、救急診療に役立つ自分の情報を記載する物でしたね。まだ、お持ちで
ない方は、福祉課へお問合せください。(H27.3月号)
A3 AEDは、突然死の原因とされる「心室細動(心臓がけいれんしている状態)」を、
電気ショックにより正常な状態に戻す医療機器です。(H27.5月号)
A4 ケガは、皆さんの「ご家庭」で起こることが多いです。また、子どものケガは、
周りの大人が注意することで予防できます。(H27.11月号)
※AEDの使用方法や心肺蘇生法などの応急手当は、消防署の救命講習会
で習うことができます。ぜひ受講してください。
更新日:2015年12月28日