延台寺

更新日:2021年03月23日

基本情報

日本三大仇討ち物語の一つ『曽我物語』のヒーロー、曽我兄弟の兄・十郎祐成と結ばれた、一代の舞の名手、虎女(虎御前)が開いたお寺です。

虎女供養塔、虎池弁財天の碑、虎御前祈願の龍神、子授け祈願の石仏、大磯宿遊女の墓等あり、古い歴史を感じさせます。又、春には境内の桜の大樹が花を競い、参詣客の目を楽しませてくれます。

場所

大磯町大磯1054

 

虎御石

山下長者はなかなか後継ぎの子どもに恵まれませんでした。あるとき妻が、虎池弁財天に祈願を思いたち日夜お願いしたところ、夢枕に弁財天が現れました。翌朝、美しい石が置かれており、その石を日夜礼拝していたところ、めでたく女児を授かりました。1175年のことです。虎池弁財天より「虎」の字をいただいて「虎」と名づけたそうです。虎女が大きくなるにつれて石もまた大きくなっていく。人々は生石といって不思議がり、山下長者はありがたい霊験にお堂を建てて、弁財天とともに虎女の守り本尊としました。この石こそ 「虎御石」です。

曽我十郎の仇討ちの相手、工藤祐経は仇討ちの気配に気付き、十郎が山下長者の屋敷にちょくちょく来ることを知り、刺客を差し向けました。十郎めがけて矢を射かけたが、矢は見事にはね返され、続いて太刀で切りつけたが歯がたちませんでした。よくみればそれは大きな石であり、刺客は驚いて逃げ帰りました。その大きな石こそ「虎御石」であり、矢の当ったあたりに矢きずのくぼみができ、長い刀きずもついていました。それ以降、「虎御石」を「十郎の身代わり石」とも呼ぶようになりました。

 

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お問い合わせ

延台寺

電話 0463-61-0742

 

 

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