平成28年度一般会計決算の概要

更新日:2018年03月12日

 平成28 年度大磯町一般会計決算は、歳入が108 億2,948 万円(対前年度伸び率2.5%)、歳出が102 億1,568 万円(同△1.3%)で、歳入歳出の差引残額は6億1,380 万円(同18.5%)で、翌年度へ繰り越すべき財源1億2,014 万円を控除すると、実質収支額は4億9,366 万円(同△15.5%)となります。

 

 歳入では、収入の根幹をなす町税が49 億4,121 万円で前年度より2,685 万円(同△0.5%)の減となっています。主な要因は家屋の新築等に伴う固定資産税の増はあるものの、町内温泉施設の営業休止に伴う入湯税の皆減、法人税割の減少による法人町民税の減などによるものとなっています。また、地方消費税交付金は個人消費の伸び悩みや企業収益の減少などにより5,971 万円(同△11.2%)の減、地方交付税は算定単位の変更などに伴う普通交付税の減少及び災害関連などの特別な財政需要に対して交付される特別交付税の減少により5,058 万円(同△6.3%)の減、国庫支出金は(仮称)リサイクルセンター整備に伴う循環型社会形成推進交付金の増加はあるものの、自転車駐車場整備の終了や旧吉田茂邸再建に伴う社会資本整備総合交付金など普通建設事業に係る国庫補助金の減少により1億3,070 万円(同△9.0%)の減、県支出金は地域密着型サービスである認知症対応型共同生活介護(グループホーム)と小規模多機能型居宅介護事業所の併設施設の開設に係る地域医療介護総合確保(介護分)補助金の増加はあるものの、待機児童対策に伴う認定こども園の整備補助の終了に伴う安心こども交付金事業費補助金や市町村自治基盤強化総合補助金など普通建設事業に係る県補助金などの減少により4,138 万円(同△5.3%)の減となっています。
 一方で、繰入金は特別会計からの精算に伴う繰入の増加により8,991 万円( 同19.8%)の増となっています。


 歳出では、普通建設事業費が(仮称)リサイクルセンター整備の実施などによる増加はあるものの、自転車駐車場整備やごみ処理施設等解体の終了、旧吉田茂邸整備に係る事業費の減少などにより7億3,240 万円(同△35.7%)の減となっています。
 一方で、人件費は再任用職員や任期付短時間勤務職員数の増加などにより3,839 万円(同1.9%)の増、物件費は中学校給食・調理配送等業務委託や旧吉田茂邸オープンに向けた模型製作委託の実施などにより4,363 万円(同3.1%)の増、扶助費は消費税率引上げによる影響を緩和するため暫定的・臨時的に年金生活者等支援分として給付した臨時福祉給付金などにより1億2,030 万円(同8.0%)の増、積立金は前年度の実質収支額の確定により2億825 万円(同53.3%)の増、公債費はごみ処理広域化や臨時財政対策債の償還に伴う増加などにより4,337 万円(同7.3%)の増、繰出金は国民健康保険事業特別会計への繰出しの増加などにより1億703 万円(同6.1%)の増となっています。

 

 また、平成28 年度は、限られた自主財源の他に活用できる国庫支出金や県支出金などの依存財源についても最大限に確保し、総合計画後期基本計画の着実な推進と継続した取組みを踏まえて事業を実施しました。