令和２年度介護保険事業特別会計決算の概要

　令和2年度大磯町介護保険事業特別会計については、第七期事業計画期間（平成30 年度～令和2年度）の最終年度の決算となります。歳入は31 億6,171 万円で、予算現額に比較して2億5,804 万円の減、歳出は29 億6,978 万円で、予算現額に比較して4億4,997 万円の減となり、歳入歳出差引1億9,193 万円の繰越額となります。

　決算額を前年度と比較すると、歳入は2,054 万円の減（対前年度伸び率△0.6％）、歳出は5,314 万円の減（同△1.8％）となります。

　歳入については、保険料が7億8,592 万円（同△1.1％）で、第1号被保険者数が増となったものの低所得者の保険料の軽減が強化されたことによるものです。国庫支出金5億6,756 万円（同△1.9％）は、介護給付費負担金の減によるもので、支払基金交付金7億2,839万円（同2.4％）は、保険給付費の増に伴う交付金の増によるものです。

　一方、歳出については、保険給付費が26 億2,286 万円（同3.1％）で、介護サービスの利用件数の増加によるものです。地域支援事業費1億1,594 万円（同△10.8％）は、通所型サービスの利用件数の減少によるものです。

　歳出総額のうち、介護保険サービスに係る保険給付費が歳出総額に占める割合は、88.3％となっています。これを介護度で区分すると、介護サービス（要介護1～5）が98.0％、介護予防サービス（要支援1及び2）が2.0％となっており、サービス種類で区分すると、居宅サービスが57.2％、施設サービスが42.8％となっています。