平成25年度決算審査において事務事業評価を実施

更新日:2014年11月19日

2事業を選定し試行実施

 平成25年度決算審査において、執行部が作成している事務事業評価シートから議会として検証する必要のある事務事業を常任委員会ごとに抽出し、評価を行うという試みを実施しました。

 町の事業費規模が1千万円以上で、担当課でA評価(妥当性、成果、効率性はおおむね良いが、改善の余地がある)とした事業の中から、総務建設及び福祉文教の各常任委員会で1事業ずつ抽出・選定しました。
 試行実施の今回は「都市交通推進事業」と「支援教育推進事業」の2事業を選定。他の事業と分けて集中質疑を行った後、「妥当性」「有効性」「効率性」の視点から委員が個々に評価し、最終的には決算特別委員会として総合評価を導き出し、評価シートを作成しました。
 (対象事業の評価内容・理由は下表のとおり)

 さらに、定例会終了後、議長が評価結果を町長へ通知しました。
 今後、この評価結果・審査意見が次年度予算編成等で検証されるよう、注視していきます。
 

決算特別委員会・都市交通推進事業を審査

2事業の評価内容・理由
事業名 都市交通推進事業 支援教育推進事業
事業目的 1.路線バスの撤退が示された富士見地区(虫窪・黒岩・西久保地区)の公共交通の確保
2.公共交通の利用が不便な生活交通空白地域への新たな公共交通導入の検討
支援を必要とする園児・児童・生徒の教育活動の推進
議会評価 抜本的(事務事業の統廃合等)な見直しのうえ継続する  一部見直しのうえ継続する
理由と意見 高齢化が進む中、生活交通手段の確保は重要な課題であるが、本来の事業目的は生活交通空白地域への対応にある。
 費用対効果を踏まえ、地域住民主体のデマンド方式の導入など、他の有効な手段を取り入れるなど、抜本的な見直しを行うべきである。
教育活動の推進やニーズ等から継続すべき事業であるが、園児・児童・生徒の実態把握を行い、教育支援員の適正配置及び関係者との話し合いや研修の充実が必要である。

 

各事業に対する決算特別委員会による事務事業評価シート

 

事務事業評価シートとは

 検証と改善に基づく行財政運営を図っていくことを目的に、町所管課が事業を自己評価するために作成しているもので、次年度予算編成等へ活用している。
 シートは、各課等で実施している事業の目的や評価、今後の方向性など、事業の詳細情報が把握できる構成になっている。
 また、事業の達成目標や評価結果などを公表することにより、行政の透明性や信頼性、行政と町民との相互共通理解を高めることも目的にしている。
 25年度に町が実施した566事業のうち、法令により受託されていて町に裁量の余地のない事業や、事業費の伴わない事業などを除き、214事業のシートが作成された。

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