平成26年度第2回(11月開催)
平成26年度第2回(11月)大磯町議会「議会報告会」開催結果の報告
平成26年11月15日(土曜日)に、国府支所及び保健センターの2会場で議会報告会を開催しました。
今回は25年度決算審査の報告と議会で初めて取組んだ事務事業評価、及び議員提案予定のエネルギー条例の素案を説明して意見を伺いました。
また、資料作成チームをつくり、説明文、グラフ、写真等をパワーポイントで作成して、解りやすく丁寧に説明することを心がけたところ、一定の評価を得ることができました。

議会報告会でいただいた意見・要望・提言は、議員全員協議会等で内容を確認し、その取り扱いについて協議を行いました。
その中で「町へ申し送りを行い、回答を求めるもの」を抽出し、平成26年12月16日に文書により町へ申し送りを行いました。
町からの回答と合わせて、お知らせいたします。
町へ申し送りした意見・要望等
番号 | 分野 | 内容・テーマ | 報告会場 | 意見・提言・要望等 | 町からの回答 |
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1 | 教育・子育て | 支援員の適正配置 | 保健センター | 大磯小学校には7人の支援員が配置されているが4人が支援級への配置のため、残りの3人を1年生に1人、2年生に1人、全体に1人の配置としている。文部科学省は通常級の支援が必要な子ども数を6.5%と報告しており、大磯小学校では1学年あたり9人が該当することになる。支援員数を充実させるとともに、学校内での先生と支援員の協力関係の充実を望む。 | 教育支援員の配置につきましては、支援級在籍の児童・生徒の人数・状態及び通常級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童・生徒の人数・状態等に照らし、学校の現状に基づいた適正な人数を考慮して配置をしています。平成26年度は両小学校とも教育支援員を増員し、また、勤務時間を増やして校内での教員と教育支援員の打合せ時間を確保することで、より充実した協力体制が取れるようにしました。 |
2 | 生活環境 | 生活交通バスの見直し | 国府支所 | 生活交通バスを見るとほとんど人が乗っていない印象がある。町は、費用対効果でどのくらいを狙っているのか。 | 町では、利用者が少ない赤字路線であり、神奈川中央交通(株)から撤退の意向が示された富士見地区を走る路線バスについて、大磯町地域公共交通会議の意見などを踏まえ、当該路線を生活交通バスとして維持することで、富士見地区の公共交通を確保することを目的に、平成24年度から補助を行っております。 バスの運行につきましては、「一台のバス・一人の運転手」により運行していることから、ダイヤには一定の制約が生じておりますが、「利用しながら見直し、育てていく」という考えの下、地区の皆様にとって、より使いやすくなるよう、運行実績データや地区との懇談会を踏まえた見直しを行っております。その結果、平成26年4月のダイヤ改正により、利用者及び運賃収入ともに増加しているところです。 今後は、利用が低調な便についてさらにダイヤ改正を行うなど必要な見直しを行うとともに、福祉・教育施策などとも連携を図り、地域住民主体によるデマンド方式の導入なども視野に、住民団体等への情報提供などを行うことで、持続可能な地域公共交通の確保に努めてまいりたいと考えております。 |
3 | 生活環境 | 生活交通バスの見直し | 国府支所 | 子どもの通学や高齢者の通院など、一律のバスで対応すること自体が何か無理な気がする。分けて考えるべきではないか。 | |
4 | 生活環境 | 生活交通バスの見直し | 国府支所 | 町が存続できるような施策を考えてほしい。人口減少に対応するにはスマートシティ化が必要だと思う。生活交通バスの件も住民がバラバラに住んでいるので、薄く広くいろいろなことを行わなければならないが、考え方を変えていかないと町はやっていけなくなるのではないか。 | |
5 | 生活環境 | 地域交通の充実 | 国府支所 | 地域で地域交通について検討を行っているが、情報が住民に来ていない。 | 赤坂台を含む西小磯東地区の新たな地域公共交通につきましては、平成24年度に町内会の下部組織として「西小磯東区交通推進の会」が設置され、地域住民が主体となって検討を進めてまいりました。 検討の結果、会としましては乗合型デマンドタクシーの導入という結論に達したところで、今後は、試験運行に向けて準備を進めることになりますので、その際には、地域住民の皆様への周知を徹底してまいりたいと考えております。 |
6 | 生活環境 | ごみの戸別収集 | 国府支所 | 町は戸別収集を行っているようだが、戸別収集を頼むには基準以上の介護認定の等級が必要で、費用も1回あたり2,000円かかると聞くが高いと思う。高齢者でごみ出しができない人たちをどうしたらよいか、もっと考えてほしい。 | ひとり暮らしの高齢者が増え、ごみを集積場所まで持っていくことが大変困難であるという切実な声が寄せられるようになり、廃棄物行政の観点で、平成22年度から対象を限定したなかでモデル事業として、「高齢者世帯等ごみ収集業務」を実施していました。廃棄物収集運搬業者による収集のため、車両費や人件費などを勘案して積算した結果、町の負担は1回2,000円となっております。 平成27年度からは、新たに地域住民を担い手とした、見守りに重点を置いたごみ出し支援を予定しており、要支援・要介護の認定者や生活機能の低下が確認できる方を対象とし、支援者が利用者にお会いして安否確認を行い、受け取ったごみを集積場所まで持っていく内容となっています。また、自己負担もいただく予定です。平成27年度は支援者の体制が整った地区から試行的にサービス提供を開始し、平成28年度には町内全域でのサービス提供を予定しております。 なお、現在行っている廃棄物収集運搬業者による収集は平成27年度末までに終了します。 |
7 | 生活環境 | ごみの戸別収集 | 国府支所 | ごみの戸別収集の1人1回、2,000円は高額ではないか。 | |
8 | 生活環境 | 生ごみの資源化 | 国府支所 | 電動生ごみ処理機と生ごみ処理容器コンポスターの補助件数は何件か。 | 平成25年度の実績は、電動生ごみ処理機の補助件数が8件、生ごみ処理容器コンポスターのあっ旋販売件数が32件です。 電動生ごみ処理機につきましては、平成14年度から補助制度を開始し累計で448件の補助を行っております。また、生ごみ処理容器コンポスターは、昭和60年度からあっ旋販売を開始し累計で2,320件を販売しております(いずれも平成27年2月末現在)。 なお、平成26年度と平成27年度は、生ごみの減量化を進めるため、電動生ごみ処理機補助制度の補助率を4分の3、補助上限額を6万円に引き上げ、更なる普及に努めております。 |
9 | 生活環境 | マリア道整備 | 国府支所 | マリア道について、国際学園は道の整備は自分たちで行うと言ったのだから、町が整備する必要はない。 | マリア道(国府本郷西小磯1号線)の整備につきましては、総合計画にも位置付けた事業であり、平成23年度より用地取得を進め、一部拡幅整備工事を行っておりますので、町の道路事業として町が整備を進めているものです。 |
10 | 建設・都市計画 | 歩道整備 | 国府支所 | 月京の上り線バス停(主要地方道相模原・大磯線)は、利用者が多く歩道が狭いため危険だ。県の管轄と思うが官地もあるはず。歩道が広がらないか。 | 道路管理者の県平塚土木事務所に、この場所の歩道拡幅の可能性について確認したところ、現在の歩道の他に、歩道より一段高くなっている所で花壇のように利用している部分まで、県道の用地があることが確認できました。 拡幅に当たっては、花壇として利用している部分が、歩道より一段高くなっていることから、構造的なことや、工事費用の課題もありますが、地元の意見や意向等を十分に集約したうえで、県と協議を行っていく必要があると考えております。 |
11 | 建設・都市計画 | 地域会館整備 | 国府支所 | 西小磯のJR北側に町民が集える場所がない。老人憩の家までは遠く、会合するにも難しい。何とか考えていただけたら有難い。 | 町内の24地区には、町所有の地域会館や地区所有の会館が併せて23施設あり、地域の集会等でご利用いただいております。現在町では、集会所を新たに設置する計画はありませんが、この23施設以外にも、地区が独自で集会所を所有し、独自で維持管理している地域もありますので、所有者の同意が得られる場合には、空き家等を集会所に活用することも考えられます。 町も空き家の利用方法などについては、所有権や借家方法など、空き家を活用した事業を計画していく中で研究してまいります。 |
12 | 市民活動 | 市民活動センター整備 | 国府支所 | 市民活動を行っているが、町には町民が集い活動するための場所がない。平塚市や二宮町など近隣市町には市民活動センターがあり、活動の場や印刷機などが用意されている。大磯町も町民の活動を活発にしていく工夫が必要と考えるが、いかがか。 | コミュニティ活動の推進及び支援のひとつである市民活動の拠点整備の考え方ですが、打合せや団体交流を図るためのスペースの設置につきましては、町の公共施設の空きスペースの有効利用が図れるかを、総合的に検証してまいります。 |
13 | 市民活動 | 姉妹都市協会への協力 | 国府支所 | 町は姉妹都市協会というものをどのように考えているのか。 | 大磯町姉妹都市協会は、国内及び海外の諸都市との親善活動などを行う町の外郭団体です。 今年度も引き続き、大磯町姉妹都市協会が実施する事業や活動に対して、支援や協力を行ってまいります。 |
14 | その他 | 街路時計の修繕 | 国府支所 | ジョンソンから寄贈してもらった国府小学校前の時計の針が止まっている。馬場公園の時計は新しくなったようだが、町として恥ずかしくないのか。お金が掛かるなら撤去すべきだ。 | 国府小学校前の時計は、所有者の方が県に占用許可の手続きを行ったうえで管理しております。 所有者の方は撤去する意向とのことですが、時間がかかるとのことですので、撤去するまでの間、時計の盤面が見えないようにしております。 |
説明で使用した資料
議会報告会で実施したアンケート
アンケート回答集計結果 (PDFファイル: 338.7KB)
会議録等
平成26年11月15日会議録(会場:国府支所) (PDFファイル: 235.6KB)
平成26年11月15日会議録(会場:保健センター) (PDFファイル: 219.2KB)
更新日:2015年04月20日