館内整理日って何してるの?~船の掃除と展示の場合~

更新日:2024年09月20日

当館の休館日カレンダーを見ると、毎月1日は休館日となっており、館内整理日となっています。

館内整理日って郷土資料館では何をしているんでしょうか。

今回は館内整理日の郷土資料館の様子をご紹介いたします。

船を解体して掃除する様子

船を解体し、掃除している様子

これは8月1日の館内整理日の様子です。

この日は、前日の7月31日まで行われていた企画展「川端誠さん絵本原画と民具の世界」の撤収作業をしつつ、屋外に出ていた船を掃除しました。

 

31日までやっていた企画展示

7月31日まで開催されていた企画展「川端誠さん絵本原画と民具の世界」の様子

多くの方に足を運んでいただいた企画展、名残惜しいですが撤収しました。

館内整理日は展示替えや展示の清掃などを行っているのです。

掃除の際は、船を一度解体します。床板はバラバラにならないよう、グループごとにわけておきます。

船を解体して掃除する様子

船と部材の形を比べるとなんとなくどこの部分かがわかりますね

掃除が終わると、屋内に展示します。廊下の奥まで船を持っていきました。

当館の常設展示室の民俗展示は祭礼と信仰が中心となっており、生業や衣食住の展示は行っておりません。

祭礼や信仰だけでなく、普段の日常生活も民俗学が扱うテーマですから、少しでも紹介してみたいものです。

せっかくですので、屋内に戻した船に漁具を展示し、大磯の漁業についての解説をつけてみました。

漁師の方から船のどこに何の道具を置いていたか聞きとり、展示の参考にいたしました。

船の展示の様子

船の上に漁具を展示してみました

以上、館内整理日の様子をご紹介しました。

当館では常設展示も少しずつ入れ替えを行っております。

ぜひ、季節を変えて足を運んでみてください。

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