古文書解読クラブ・助役日誌の解読が終わりました!

更新日:2024年02月08日

郷土資料館では、古文書解読クラブという、会員の皆様と一緒に、郷土資料館が所蔵する古文書を解読する、クラブ活動を行っています。

この程、2016年から解読してきた大正時代の助役日誌の解読が終了しました。足掛け8年の長期間にわたる解読でしたが、大正4年(1915)から昭和3年(1928)の、こちらも13年間という長期の記録を解読することにより、大磯町、そして書き手の助役が経験した日々の出来事を体感することができました。

解読した解読クラブの会員の感想です。

「助役の小見さんは本当に激務!助役や書記さんは、本当に頑張っていた。皆、大磯町を何とかしたいと、主体的に動いていたことがわかった。特に教育に、力を入れていた」

「日誌に書かれている商店などから、昔の町並みを思い出し、懐かしく感じた」

「100年前に生きていた人の文章を読むことができて、面白かった。100年前の生活と世界観に浸れた」

「自動車や電話も、今のように普及していない。時間感覚が今とは違ったかも」

など

解読の成果は、これからも『資料館資料』の刊行や、100年前の大磯のコーナーで紹介していく予定です。

さて、古文書解読クラブでは、次のタスクに取り掛かり始めました。日誌と合わせて保管されていた雑書綴りの件名目録作成です。雑書綴りは、その名の通り、さまざまな書類を小見助役が綴じたもので、日誌に書かれていた内容と関連する資料が多々見られます。日誌の内容をより深く知るために、どのような資料があるのか、タイトルや年月日などをエクセルに入力し、一覧化することにしました。先週2月2日(金曜日)から入力を始めてみましたが、どのようにタイトルを決めるか四苦八苦…。しばらくは、この雑書綴りと格闘します!

古文書解読クラブの活動の様子

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