資料館資料を刊行しました!
一昨年度、2019年度に刊行した資料館資料18に続き、大磯町助役日誌の大正6年分を活字化し、刊行物 資料館資料20として刊行しました。
大磯町助役日誌は、郷土資料館のウェブ企画「100年前の大磯~小見助役の一日~」で知られる(?)日誌の原本です。「100年前の大磯」では、企画を始めた大正9年(1920年)からしかご紹介していませんが、日誌の原本は大正4年10月から始まっています。
郷土資料館が発行する刊行物 資料館資料では、日誌を最初から活字化することを目標としていまして、今回は大正6年(1917年)分を収録する2冊目の発行となります。
この年に大磯で起こった大きな出来事は、災害です。大正6年9月30日の夜から10月1日の朝に通貨した台風によって、相模湾沿岸で高潮が発生し、大磯でも約15メートルの波が押し寄せました。甚大な災害に対して、大磯はどのように立ち上がったのか、日誌にもその過程が記されています。
資料館資料は、郷土資料館が所蔵する資料の紹介や、郷土資料館が実施したフィールド調査の報告を目的として刊行する刊行物ですので、内容は少し難しいかもしれませんが、「オリジナル」の情報を公表しています。学術調査や研究にも活用できるような内容になっていますので、ぜひ、ご活用ください。
なお、今回の資料集の刊行につきましても、古文書解読クラブの会員の皆様にご協力いただきました。改めて、感謝申し上げます。
『大磯町助役日誌』
- 資料館資料20 大磯町助役日誌 大正6年分 500円
- 資料館資料18 大磯町助役日誌 大正4、5年分 700円
大磯町郷土資料館窓口にて、販売しています。郵送販売にも対応しています。郷土資料館が今まで発行してきた資料館資料や、郵送でのご購入の方法など、詳しくは、こちらをご覧ください。
更新日:2021年12月15日