城山公園周辺の植物
だんだんと涼しくなって、外を歩きたくなる季節ですね。
漂ってくる甘い香りに誘われて近づいてみると、白い花が咲いていました。
クサギです。花とは対照的に葉には悪臭があるということで、「臭木」と呼ばれています。葉を指先でこすってみると独特なきついにおいがします。私はそんなに臭くは感じませんが、皆さんはどうでしょうか?
ほかの植物の上にちょこんと乗っかるように咲いていたセンニンソウ。元気なものは下の植物を覆うほどいっぱいに咲いていることもあります。かわいらしい花ですが、その汁に触れるとかぶれるので気を付けてくださいね。果実の先が仙人のひげのようになります。
そして、この時期所々で見かけるのが、この小花が集まった白い花です。多分、誰もが一度は口にしたことがある野菜の花です。餃子に入っている野菜、ニラです。葉をちぎってにおいをかぐと、ニラ特有のにおいを感じることができますよ。
ちょっと足を延ばすと、休耕田にはこんな植物も。
ソーセージ?いえいえ、ガマの仲間のコガマです。ガマを見ると、私は「いなばの白兎」を思い出します。サメに毛皮を剥がれたウサギが、オオクニヌシノミコトに教えられて、ガマの穂綿を集めてその上に転がると、あっという間に元通りになります。ふわふわのガマの綿毛は、確かに元通りの毛並みに治してくれそうですね。
綿毛が表面に出てきているガマの穂を指で押すと、
ふわふわもこもこ広がります。
外を歩くと、季節ごとにいろいろな発見がありますね。
更新日:2019年10月02日