郷土資料館ブログを更新しました「身代わり地蔵の縁日(中丸地区)の調査に行きました」
早いもので10月です。今日は中丸の身代わり地蔵の縁日についてお話します。
大磯町は東側の大磯地区と西側の国府地区にわかれています。
西側の国府地区には中丸という地区があり、西長院というお寺があります。
ここには大磯町指定文化財の身代わり地蔵がおさめられており、毎年1月、8月、10月の24日に特別公開が行われます。
なぜ24日かといえば、地蔵の縁日(縁を結んで供養をする日)が毎月24日にあたるのです。
今回は8月24日に、身代わり地蔵の縁日の調査に行きました。
行基の作といわれ、昔は近くの切通しの岩窟の中にありましたが、昭和初期に国道改修のため、現在の場所へ移転しました。
戦時中には弾除けの祈願で栄えましたが、戦後になると旅行の交通安全や病気平癒を祈願するように変わってきました。
時代とともに変化する、現世利益のあり方は面白いですね。
そのほか、3年間通うと亡くなった方に似た方に出会えるという霊験譚もあります。
近隣では、小田原の箱根板橋の板橋地蔵尊でも同様の霊験譚がみられます。
かき氷やポップコーンが振舞われました
夕方には読経と法話がありました
年3回行われる特別公開、次回の公開は10月24日(木曜日)です。
夕方には本堂で法話があるほか、日中は焼き芋などのテントが出ます。
暑さもようやく収まり、お出かけ日和の気温です。
ぜひ、お参りに訪れてみてはいかがでしょうか。
更新日:2024年10月10日