平成22年度一般会計決算の概要

更新日:2013年01月25日

 平成22年度大磯町一般会計決算は、歳入が94億2,017万円(対前年度伸び率 -5.0%)、歳出が91億9,323万円(同 -3.8%)で、歳入歳出の差引残額は2億2,694万円(同 -37.1%)で、翌年度へ繰り越すべき財源3,198万円を控除すると、実質収支額は1億9,496万円(同 -1.8%)となります。

 歳入では、収入の根幹をなす町税が50億3,018万円で前年度より1億5,549万円(同 -3.0%)の減額となっています。これは、厳しい経済情勢を反映し、個人所得の減少による個人町民税の減(同 -7.1%)が主な要因となっています。地方交付税は、町税等の減収が影響し、3億4,612万円の増(同138.2%)となっています。国庫支出金は、子ども手当が創設されたが定額給付金事業の終了により2億9,067万円の減(同 -26.5%)となっています。財産収入は、前年度に月京幼稚園用地の売却という特殊要因があったため、3億2,837万円の減(同 -96.2%)となっています。寄附金も、前年度に子育て支援に対する寄附という特殊要因があったため、1億2,412万円の減(同 -87.3%)となっています。

 歳出では、人件費については、町長・副町長の給与削減による特別職給与389万円の減(同 -11.4%)や職員給与5,039万円の減(同 -3.3%)等により、4,178万円の減(同 -1.9%)となっています。維持補修費については、地域活性化交付金を活用した公共施設等の修繕が3,463万円の増(同43.9%)となっています。扶助費については、子ども手当の創設等により4億2,195万円の増(同49.2%)となっています。補助費等は定額給付金や子育て応援特別手当制度の終了により5億5,777万円の減(同 -65.7%)となっています。普通建設事業費については、消防団小型動力ポンプ付積載車の購入、虫窪老人憩の家耐震工事そしてごみ処理広域化事業などを実施しましたが、たかとり幼稚園施設整備、国府中学校改修そして公園・緑地整備(万台こゆるぎの森)事業などの終了により5億9,530万円の減(同 -47.2%)となりました。積立金については、横溝千鶴子記念子育て支援基金に1,076万円(同皆増)、旧吉田茂邸再建基金に1,616万円(同 -62.6%)、財政調整基金に4億7,974万円(同204.2%)の積立てを行いました。

 繰出金については、国民健康保険事業特別会計4億9,268万円(同27.0%)、老人保健特別会計50万円(同 -73.5%)、後期高齢者医療特別会計3億2,679万円(同4.5%)、介護保険事業特別会計3億3,765万円(同1.7%)及び下水道事業特別会計4億1,351万円(同 -3.8%)、総額では1,503万円の減(同 -0.9%)となっていますが、医療費等は伸び続けている状況です。
 平成22年度では、税収が2年連続で減少となり、普通交付税が増額されたことや国の地域活性化対策に向けた交付金により財源が確保されたものの、扶助費や医療費等の繰出金などは増加傾向にあり、厳しい財政状況が続いています。そのような状況の下で、安全で安心なまちづくり、次世代育成対策そして環境保全など社会需要の高いものに重点を置いて事業を実施しました。
 

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