平成21年度一般会計決算の概要

更新日:2013年01月25日

 平成21年度大磯町一般会計決算は、歳入が99億1,957万円(対前年度伸び率15.3%)、歳出が95億5,881万円(同14.6%)で、歳入歳出の差引残額は3億6,076万円(同39.2%)で、翌年度へ繰り越すべき財源1億6,229万円を控除すると、実質収支額は1億9,847万円(同 -11.4%)となります。

 歳入では、収入の根幹をなす町税が51億8,567万円で前年度より2億6,931万円(同 -4.9%)の減額となっています。これは、景気の低迷による個人町民税の減(同 -4.1%)及び法人町民税の減(同 -53.1%)、そして地価の下落が続いている固定資産税の減(同 -1.5%)が主な要因となっています。自動車取得税交付金については、低燃費車等に対する自動車取得税の減税により、2,351万円の減(同 -35.3%)となっておりますが、地方交付税は、算定等の見直しにより2,577万円の増(同11.5%)となっています。国庫支出金は、定額給付金や地域活性化交付金等の創設により6億9,444万円の増(同172.7%)となっています。県支出金は、大磯港の指定管理受託や緊急雇用創出事業等によるもので7,437万円の増(同17.2%)となっています。財産収入は、月京幼稚園用地等の町有地売却により3億2,431万円の増(同1,885.4%)となっています。寄附金は、子育て支援や旧吉田茂邸再建に対するもので1億3,892万円の増(同4,371.4%)となっています。

 歳出では、扶助費については、小児医療費助成の対象年齢を小学校修了前まで引き上げたことや対象者の増加による障害者自立支援給付費の増により4,488万円の増(同5.5%)となっています。補助費等は定額給付金や子育て応援特別手当の支給により5億4,399万円の増(同178.3%)となっています。普通建設事業費については、たかとり幼稚園施設整備、子育て支援総合センター整備、国府中学校改修、電気自動車用急速充電器整備、公園・緑地整備(万台こゆるぎの森)事業などにより4億3,407万円の増(同52.5%)となりました。繰出金については、国民健康保険事業特別会計3億8,798万円(同 -7.6%)、老人保健特別会計189万円(同 -91.2%)、後期高齢者医療特別会計3億1,279万円(同14.4%)、介護保険事業特別会計3億3,210万円(同9.3%)及び下水道事業特別会計4億2,989万円(同 -6.3%)、総額で1億1,038万円の増(同7.5%)となり、全体としては増となっております。積立金については、財政調整基金に1億5,770万円(同 -28.6%)、旧吉田茂邸再建基金に4,324万円(同皆増)の積立てを行いました。

 平成21年度では、税収が5年ぶりに減少となり、国の景気対策に向けた交付金や財産売払い等により財源を確保したものの、扶助費や医療費等の繰出金などは増加傾向にあり、厳しい財政状況が続いています。そのような状況の下で、教育や環境そして次世代育成対策などの社会需要の高いものに重点を置いて事業を実施しました。
 

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